輝け2019中学受験!目指せ筑駒!

合格でした!長い長い歩みでした。喜べる瞬間を1人でも多くの方が体験できますよう祈念します。
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    拓巳は小学校を卒業しました。

     

    晴れやかな笑顔とともに、担任の先生やクラスの仲間とカシャカシャ写真におさまっていました。

     

    桜の開花がかなり進んだ状態で、卒業証書を手に写真におさまる姿を写真に撮ることができてラッキー、とは思ったものの・・・

     

    これは温暖化が進行した証明でもありますね。


    そう、中学校の入学式の日に、ソメイヨシノは散っていることになります。

     

    遠くない将来、日本の学校の卒業式や入学式の時期には、桜がすでに青葉になり、リンゴの産地、長野がミカンの適作地になるという予測を、IPCCの議長経験者が示していたのを思い出しました。

     

     

     

    卒業式に臨んだ子ども達、キラキラしてみーんな本当に可愛かった。

    披露してくれた歌も本当にすごかった。

    充実した学校生活を送るのを助けてくれて、本当にありがとう。

     

     

     

    子どもたちの未来に、幸あれ。

    | - | 18:23 | - | - | ↑PAGE TOP
    算国から英数国へ
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      たっぷりの時間を習い事やゲームに使っています。
      1日2〜3時間程度の勉強はしているようです。
      英語と数学に時間をかけているようです。


      塾の日だけは時間の使い方に条件をつけました。


      塾から帰宅したら、できるだけ早く寝ること。


      部活が始まったら、それが一番いいですから。


      先日、勉強どう進めようかなあ、と、相談してきました。


      義務教育を終える中学3年生が解いた、都立高校の入試問題をのぞいて見たら


      と都教委のホームページを見るよう声をかけました。


      学校から帰った後、まあ、やってみるか、と言い、


      英語
      数学
      国語


      を1日ずつ解いていきました。


      ちょっとした気づきは、あった模様。


      〇算数から数学へ


      高校数学までいったん駆け抜けていたといっても中学レベルの幾何分野手をつけていないことは自覚している様子です。
      参考書をパラパラ眺めているだけでも
      いま、できることは
      ・代数の分野の数式
      ・放物線や座標平面のまとめ
      程度だということはわかります。

      場合の数が、中学入試・高校入試・大学入試で共通分野であること。

      中学数学は「やった」とはいっても例えば確率というものは体系的に触れていないことははっきりしているのでした。


      幾何では例えばメネラウスの定理。
      読んだことはあって知っていても道具として使えるわけではありません。


      塾では、中学入試レベルを超えた
      ・面積比
      ・立体図形
      に触れていて、


      この先は範囲があってないようなものだよね


      と話していたのが印象的でした。

       

      今の時期、塾でやっていることは、代数では学んだことのあることばかりです。

      しかし、とてもためになる授業だと話しています。

      プロの手でそれらを再構築、本格的な高校数学に向けて体系化してもらい、背景にある重要な考え方が吸収できる時間のようです。

       

       

      また数機数兇呂い辰燭鹹未蟆瓩ています。
      ただし、対数関数や数兇糧積分には触れていないこと。
      また数A・数Bは未知の領域であることは確認をしておきました。

      これまで触れた教材の「構造上」「構成上」の問題です。

       

       

      〇英語

       


      都立高入試の問題を実際に解いたのをみました。
      弱点がはっきり見えました。
      「時制」です。
      大問【2】3(2)の自由英作文(3文指定)。
      英検3級レベルの力というのは、こういうもの。
      何となく、解けてしまうんです。

       

       

      現在完了で書くべきところを過去形を使って表現する

       

       

      という英作文「あるある」が登場していたのでした。
      何となく理解できるようになった「気分」は感じられていても正しい英語を習得しているとは限らないということ。

      特に


      時制を明確に意識しないで学んでいたこと


      はっきりしています。
      もちろん小学6年生に責任があるわけではありません。

       

       

      「現在完了形」が紹介されるのは、通常、中学3年生になってからであり、それまでのレッスンでは、たとえ「使うべき場合」であっても、使ってはいけません。そこで、中学2年生用の教科書では、たとえば、こんな言い方が登場してしまいます。
      “You changed my life, Maria,”he said one day.
      この英語では、「僕の人生」が過去に変えられたということは分かりますが、その後どうなったのか、今はどうなっているのかは分かりません。もし「今も依然として変えてくれたままだ」という話であれば、現在完了形を使って、
      “You have changed my life, Maria,”he said one day.
      と書くべきです。
      (「第2章 時制が足りない日本人の英語」『日本人の英語はなぜ間違うのか?』マーク・ピーターセン、集英社文庫、p31-32)

       


      著者が大学生を指導している中で、見えてきたのは日本の教科書の数々の欠陥。
      よく売れた本で、それは文庫にまでなってしまったことが示しています。
      「過去・現在・未来を問わず、日本語では、同じ『〜ている』が使われることもよくあり」「日本語の場合は、『時』によって動詞の語尾が変わることはない」一方で、「英語では伝えたいことを表現するために
      仝什澤
      現在進行形
      8什澳偉桟
      じ什澳偉賛聞垠
      ゲ甬邨
      Σ甬鄂聞垠
      Р甬邊偉桟
      ┣甬邊偉賛聞垠
      未来形
      未来進行形
      未来完了形
      未来完了進行形
      という12の時制がふつうに使われている」
      のに、「(中学の)3年をかけても、そのうちの6つしか紹介されない」ことは知っていてもいいのかも知れません。


      立ち止まって振り返り、ああそういうことだったのか!と気づけばいい話ではあるでしょう。
      4技能、4技能と言うばかりに、しっかりした英文法を学ぼうという空気が薄れていきそうな時代の中で、ただしい入れ物、整理していく正しい本棚の形はどんなものなのか、探し求めていく第一歩は、

       

       しっかりした第一歩

       

      であって欲しいとは思います。
      例えば、3年も英語を勉強したのに、発音記号を正しい音に変換できないとか。
      本当にもったいない時間を過ごしたねー、と後悔することがないように、歩んで行ってもらいたいな。

       

      英和辞典を活用できる力をどこまで引き上げられるのか、が大切でしょう。

       


      〇国語における古典の学び

       

       

      1年前の入試問題を解きました。
      漢詩に関する選択問題で、1か所間違えていました。


      英語と数学に目は向くわけですが、忘れてはいけないのが、国語です。
      日本語の文章をしっかり読めるようにならないと、英語の力も頭打ちになることははっきりしている(経験済み 笑)ので、意識だけはしっかり持っておいてね、という

       

      アドバイスとは言えないアドバイス

       

      で終わったのでした。
      せいぜい、本を紹介することくらいしか致しません!

      出来ません。

      まして、問題集買って解いてみたら?などとは言いません。

       

       


      さて、小学生の時と比べて、今後は学習範囲に古典の分量が増え続けていきます。


      晩年、キーンさんは、日本人自身が日本の伝統文化を蔑ろにしていると憂えていた。
      学校で源氏物語などの古典が読まれる機会は減り、国文学研究は停滞しているとの指摘もある。キーンさんの苦言を真摯に受け止めて、日本の伝統文化の良さを改めて見つめたい。
      (「キーンさん死去 日本文学の精髄を広く伝えた」読売新聞社説、2019/02/26)。


      などと、新聞はキーンさんの成果と「古典の重要性」を強調していたけれど、なぜ学ばなくてはいけないのか、中学生、高校生には実に分かりにくい部分があるわけです。
      それで、こんなことになってしまうのかもしれません。


      皆が諦めて国語の勉強をしなくなってきています。しかし国語が大学受験科目からなくならないのですから、対策を考えなくてはならないし、対策が見つかれば他の皆が勉強しないぶん、大きく差をつけることができます。そして安定した点が取れて簡単に差をつけられるのが古文なのです。
      古文で問われるのは単語力、文法力ですが、これは英語と同じです。つまり古文を国語としてみるのではなく、語学としてみるべきなのです。古文を語学としてみるなら「勉強しても無駄」とは言えないはずだし、英語同様、勉強の有無によって大きな差が生まれるのも当然でしょう。そして古文の文法に強くなると漢文もわかるようになります。
      (「ニルの学校」ホームページより)


      入試科目としてだけ古典を見れば、古文も漢文も苦行でしかない!という子どもは数多いはずです。
      現代文も国語を語学として学ぶものだと「割り切って」しまうのは、手は手ですが・・・
      キーンさんの言葉を借りれば、「味気なく、面白くもない」つまらない学びになりそうな気もします。


      未来を担う子どもたちへ、少しだけアドバイスをさせていただきたいと思う。
      まずは読書。優れた日本文学を読もう。お薦めは、やはり古典である。日本の古典教育では、原文の読解と文法が重視される。入学試験でも同様の傾向がある。だが、それは間違いだ。味気なく、面白くもない。文学は、まず読んで楽しむものだ。私は「源氏物語」の英訳を読んで、古典の素晴らしさを知った。もし、最初に原文を強いられていたら、私は日本文学に関心を持たなかっただろう。
      古典には優れた現代語訳がある。それを読めばいい。古典が時代を超えて今に残るのには理由がある。愛憎といった、心の繊細な動きは誰にでもある。義理や人情もそうだ。そんな普遍的な題材が読む人の心を打つ。最初は少し難しいかもしれない。だが、読み進めば、必ず良さが分かる。大人になるには、こうした教養こそが必要なのだ。
      それと、一つでいいから外国語を学ぼう。外国を知ることは、自分の国を知ることでもある。日本の常識は、外国で通用しないかもしれない。日本語にあって外国語にはない言葉もある。その逆もある。それが分かれば、日本をより深く知ることになる。
      (「ドナルド・キーンの東京下町日記」東京新聞、2016/08/14)


      英語という新しい学び。
      国語での新しい学び。
      東日本大震災のあとに日本人となったキーンさんの言葉にその大切さが言い尽くされている気がします。
      「最初に原文を強いられ」たと感じてしまうと、確かに苦行と感じる割合は高くなるでしょう。


      楽しい古典の本は、たくさんあるんだということは、引き続き伝えていこうと思います。


      先週末は連れ立って「にっぽん文楽 in 明治神宮」に行ってきました。

      鳥居の前に本当に立派な舞台が設けられ、のぼりも味がありました。
      なかなか満足できる時間でした。

       

       

      | - | 13:55 | - | - | ↑PAGE TOP
      読書感想文
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        受験を終えて最初に読み終えた本は、

         

         

         『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ、文芸春秋

         

         

        だったそうです。

        中学受験生の親なら、受験にでる?

        とか考えてしまいますが、もう卒業。

         

        紀伊国屋書店の書店員が一押しだと平積みされてるあの本です。
        この本は、絶対に映画化されるね!と言い、タレント名鑑みたいなのを開いてキャスティングを考えていました。
        映画監督になった気分だ。うーん芦田愛菜さんが配置できない、とか言いながら。
        数日悩んでいて、でも難易度の高いパズルのようで楽しそうでした。

         

         

        『そして、バトンは渡された』のキャスティングは、こう「決まり」ました(笑)。

        本当に楽しそうでしたよ。

         

         

         

        森宮優子 主人公 合唱祭ピアノ伴奏 土屋太鳳

        田中梨花 二人目の母 北川景子
        森宮壮介 三人目の父 大泉洋
        泉ケ原茂雄 二人目の父 吉田鋼太郎
        水戸秀平 一人目の父 野村萬斎
        1人目の母
        木村多江

         

        早瀬賢人 高校同級生 合唱祭ピアノ伴奏 松坂桃李

         

        向井先生 担任の先生 堀内敬子
        菊池先生 音楽の先生 内田有紀

         

        田所萌絵 高校同級生 高畑充希
        佐伯史奈 高校同級生 永野芽郁
        浜坂君 高校同級生 神木隆之介
        脇田君 高校同級生 山崎賢人

         

        墨田さん 高校同級生 川栄李奈
        矢橋さん 高校同級生 広瀬すず

         

        久保田さん 高校同級生 合唱祭ビアノ伴奏 杉咲花
        島西君 高校同級生 合唱祭ビアノ伴奏 佐藤健
        多田さん 高校同級生 合唱祭ビアノ伴奏
        岸井ゆきの
        河合さん 高校同級生 合唱祭ビアノ伴奏 のん

         

        大家さん 梨花と二人で生活していたころ あき竹城

         

        山本さん 食堂経営者 甲本雅裕

         

        木津さん 高校同級生 球技大会実行委員 劇団員
        田原さん 高校同級生 学級委員 劇団員
        林さん 高校同級生 優子の生い立ちに関心 劇団員
        水野さん 高校同級生 〃 劇団員
        西野君 高校同級生 台詞なし 劇団員
        三宅君 高校同級生 台詞なし 劇団員
        小野田君 高校同級生 台詞なし 卒業前に彼女が欲しい 劇団員

        矢守 森宮壮介の職場・五年後輩 台詞なし 劇団員

         

        なんだか、クラスに可愛い女の子やイケメンばっかりいる感じで、バランス悪い感じがあるんだけど。土屋太鳳さんと高畑充希さんと永野芽郁さんがつるんでいるのって・・・

         

        大丈夫、そこは脇役の劇団員でバランスとるんだよ。

         

        下町ロケットのテイストが少し入り込んでいます。

         

        朝の連ドラの影響も少しあるかしら。

         

        1人目の母親が木村多江さんて「べた」すぎて笑ってしまいました。

         

        田中梨花役の「きれいなお姉さん」で最も悩んだといいます。


        読後感が爽やかな小説でした。
        物語は、中盤からは、ピアノの旋律とともにありました。

        こんな曲が流れます。

         


        虹(森山直太朗・御徒町凧作詞作曲、信長貴富編曲)
        ひとつの朝(片岡輝作詞、平吉毅州作曲)
        大地讃頌(大木惇夫作詞、佐藤眞作曲「混声合唱とオーケストラのためのカンタータ「土の歌」」より)
        糸(中島みゆき)
        麦の唄(中島みゆき)
        めぐり逢い(アンドレ・ギャニオン)
        羊は安らかに草を食み/カンタータ208 バッハ

         


        本棚に戻されていた『そして、バトンは渡された』。


        一か所、付箋が貼られていました。なんで付箋?

         

        「ピアノを弾ける女子は何割り増しかかわいく見えるというのは本当らしく、合唱祭で伴奏をしたおかげか、三組の脇田君から告白された。
        脇田君はとなりのクラスだし、私の周りの女子で好きだという話は聞いたことがない。誰にも文句を言われずに付き合えそうだ」(同書、p229)

         


        何を考えているのだか、もはやさっぱりわかりません(笑)

         

        それでいい、もう親が覗き見しても何も生まれない。

         

        いよいよ中学生です。

         

         

         

        | - | 06:23 | - | - | ↑PAGE TOP
        モノローグ供…冥料阿量簑蟒
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          追記する形で、独り言を残しておきます。
          時系列的には、ランダムです。

           

          〇公文は習い事と位置付ける
          〇通塾までに公文は少なくとも中学範囲まで終える

           

           

          公文は勉強ではありません。読み書きそろばんと一緒です。勉強だというなら、最終教材まで行けば、東大に合格できることになります、が、そんなことにはなりません。読み書きそろばんができるということは、「最低限のことはできる」「学校の勉強には困らない」「生活するのには困らない」という程度のことです。

          私の近くには、小5で数学と英語の最終教材終了、という方もいます。
          目指すものが違うのです。お子さんが生まれた最初からIvy Leagueを目指していらっしゃいます。最終教材の後のことまで考えていらっしゃって、すごすぎます。

          公文というのは、その程度のものなので、親が厳しく管理して、直しばかりに目を配り、目を皿のようにして〇×つけをして、勉強嫌いにすることだけは避けなくてはいけません。
          また、もっと先へ、もつと先へと、先に進むことばかり考えて、教室の先生に「もっと進めてほしい」「宿題がもっと欲しい」と注文ばかりする方もいらっしゃいますが、それがいい方向に向かうことは、まずないと理解しています。一方で、通塾までに公文は少なくとも中学範囲まで終えておくと、小学生の間の勉強は多少楽になります。
          科目についていえば、大事なのは国語です。次に算数です。国語は読書ガイドになります。続きが読みたい、一冊読みたい、となれば、しめたものです。算数・数学は単調な「作業」の繰り返しですが、やり抜けば、計算で苦労することはほぼなくなります。
          なお、方程式を学ぶと、方程式で解いてしまおうとするのではという心配を聞きますが、最難関ではそういう簡単な問題はかなり高い確率で出ませんので、全く心配はありません。

           

           

           

          〇勉強、夕食のスタート時間を決める

           

           

          勉強への導きで最初にすべきことです。
          子どもたちとは、午後5時からは勉強の時間と決めました。日没の時刻を調べると、適当でしょう。その上で、小学校の学年と同じ時間、つまり小1なら1時間、小2なら2時間は勉強するというように決めていました。
          もちろん、勉強する課題は中学年のころははっきり決めていたので、早く終わればその時点で終わりです。
          友達と遊んだあとも、午後5時が「門限」。
          食事時間は、朝は7時から、夕方は7時から、土日はサッカーの練習がないときは正午と決めて、食事の時間にニュースに触れる機会としました。
          夕方の食事が終わったら午後8時からは必要に応じて勉強としましたが、ブラタモリ、イッテQの日はテレビの時間を延ばしました。

           

           

          〇勉強は必ずリビングで、を貫く

           

           

          先日、日本テレビのEveryで筑駒・開成・灘に合格した男の子のご家庭や、桜蔭・女子学院に合格した双子のお子さんのご家庭が登場していました。
          いずれのご家庭でも勉強はリビングでしたね。
          親子の距離が近くなる弊害も言われますが、「叱ってやる気をそぐ」親の方の問題さえなければ、小学生のうちは、リビング学習が王道でしょう。
          もちろん、うちだって叱ったことなんて何度もあります。
          いまではそれもいい思い出です。

           

           

          〇会話は大切だが、教えることができても親は教えない
          〇教えない効能を知り、算数は親に待つ力が問われることを忘れない

           

           

          永作博美さんの主演で『みかづき』というドラマが、放送されています。
          学校の用務員室で子供たちを教える大島。その教室に、いずれ塾を立ち上げることになる主人公の女性が、見学にやってきます。

           

           

          「今日、見学をさせていただいて、私にはわかりました。同じ教科書を使っていても、大島さんに教わると子どもたちは変わる。それは、あなたに待つ力があるからです」
          「待つ力?」
          「子どもたちが自ら答えを導き出すまで、あなたはよけいな口出しをせずにじっと待つことができる。簡単なようでいて、多くの教員にはこれができません」
          (「第一章 瞳の法則」『みかづき』森絵都、集英社文庫p17-18)

           

           

          ご関心のある向きは、立ち読みで、15分、第一章だけご覧になってみてください。
          算数の話ですよきっと。

           

           

          〇算数も国語も、学年の書いてある問題集を避けると無駄が省ける
          〇算数の得意分野はつくりにいく

          〇秘伝の算数はステキなスパイス
          〇中数は最大の知的な遊びの素材

           

           

          重ねて書いておきますが、万人向けの問題集は、最難関を目指す上で、邪魔になる部分が大きいですし、無駄な部分が大きいです。目次をご覧になればわかります。
          例えば。
          公文をやっていれば、計算の部分は全く不要です。また、規則性が得意になれば、小2だから、小4の問題集に入っている規則性が解けないということはありません。規則性の一種である植木算だって同様です。
          表紙に学年が明示されることによって、成長が阻害されるか、せっかく素質があるお子さんの成長のスピードを落としてしまうおそれがあるのです。それは、一般向けの「ハイレベル」「トップレベル」「最高レベル」とうたった問題集でも全く変わりません。
          またこうした同じ問題集を「繰り返す」のも、初見の問題に触れて突破していくという点で、きわめてよくないことです。
          そうした問題集のタイトルが魅力的で、どうしても使いたいという場合は、あくまで「もし順調に推移しているのであれば」学年の壁を設定してしまうことがもったいない!ことを忘れてはいけないと思います。

           

          そうした問題集を、6年分をすべて購入して、例えば規則性なら、小1〜小6のそれぞれの問題集に入っている数列や植木算・周期算・方陣算なども含めてやるという風にするのが合理的だということになります。塾の優秀な講師の方は、加えて、高校入試の問題や大学入試の問題を登場させることもあるでしょう。すべて縦につながっているからできることです。
          学年の中のあらゆる単元を順序良くすすめるのではなく、単元ごとに学年を超えて縦に眺め、取り組めないか考えたということです。

           

          小学校低学年でも、高学年の算数の文章題くらいは意味は理解できますから支障はありません。
          その上で、低学年のうちは
          ▼規則性(数列・植木算・周期算・方陣算など含む)
          ▼場合の数
          ▼数の性質
          ▼平面図形、立体図形

           

          中学年以降は図形に加えて、中学受験算数のハイライト
          ▼比
          ▼割合
          ▼速さ
          に力を入れるルートで挑みました。

           

          小5までに算数で使用した問題集は、次の通りです。

           

          親が子供に教えないことを前提にしています。

           

          むしろ、教えないと手出しできないような問題集は、うちの家では、

           

          分不相応
          身の丈知らず
          今やるのにはふさわしくない

           

          と考えることにしました。無理なのは逃げてしまい、できる範囲でやるということです。これは「長期的に見て」正解だったと思います。
          (短期的にしか見られなかったら、親は、結局教えてしまいます)
          そうした結果、基本的にすべて自学自習が必要になる、もしくは自学自習で乗り切れる、ということになります。
          親は見守っているだけですから、けんかになったり、叱ったりすることが起きにくくなります。

           

           

          ▽認知工学 思考力算数練習帳シリーズ

          薄くて、それこそ数日か、1週間から長くて2週間程度で通り過ぎることができるものを、20冊ほど使ったと思います。幼稚園児でも使えるパズル的なものが多数あります。
          このシリーズを、小2くらいまで活用しました。場合の数、規則性は、このシリーズでしっかりと基本はマスター出来ます。樹形図を書きだすスペースも十分にあります。
          たまに間違えても放置しました。
          いずれ出来るようになるからです。
          〇つけだけをして、×はつけずによくやったね、と見守りました。×をつけて直しをさせたら、小さな子は勉強がいやになるからです。

           

           

          ▽『思考力で勝つ算数』文英堂

          公立中高一貫向けとしても推奨されています。絶版ですが手に入れられないこともないです。小3のときにやり、できなかった問題は4年生で再挑戦しました。開成、筑駒、桜蔭の古い問題も入っています。

           

           

          ▽『算数 基礎力トレーニング』小3〜6年 SAPIX

          小2から小5まで。1年先取りです。

           

           

          ▽『宮本算数教室 賢くなる算数』基礎編、学研

          小3時使用。力を一番つけてくれたのは、これと、ピグマキッズ、賢くなるパズルだったと感じています。

           

           

          ▽『宮本算数教室 賢くなるパズル』シリーズ

          年長〜小3。ただしいずれも中級まで。一部小4までかかっているかもです。たまに差し込みました。
          自分の力で乗り切る力を養うには、大助かりでした。

           

           

          ▽『天才脳ドリル(数量感覚、空間把握)』受験研究社
          ▽『おりがみで学ぶ図形パズル』『天才ドリル』ディスカバー、

          ▽『地頭力も合格力も鍛える最強ドリル 図形』栗田哲也

          すぐに終わります。小3に一回解いた後、かなり時間をおいて、小4時に小学校の自由学習で、一部、間違えた問題のみ解きなおして提出しました。
          結果オーライなのですが、とくに小4のとき、学校の先生の理解がすごくありました。「自由学習」で中学入試の過去問演習の直しとかで、感想を真面目に書いてくださるのには、頭が下がりました。

           

           

          ▽『めんせき』『えん』『たいせき』朝倉仁、eduコミュニケーションMOOK
          全学年オッケー問題集です。
          ×はつけず、できなかった問題は親の方が傾向をつかみとるため、付箋で一応、チェックはしましたが、解き直しはしませんでした。

           

           

          ▽『10歳までに身につけたい算数センス(図形編、数と計算のくふう編)』朝倉仁、小学館
          ドリルもあわせて使用しました。

           

           

          ▽『秘伝の算数』(入門編、応用編、発展編)後藤卓也、東京出版
          時間をあけて小3くらいから6年まで、何度も繰り返し読んでいました。

           

           

          ▽『スピードアップ算数 基礎』栗田哲也、文一総合出版
          小4の冬休み。定評あります。

           

           

          ▽『プラスワン問題集』東京出版
          小4〜小5で一通り解きました。これは時間をおいて、小5の夏休み、解き直しをきちんとしました。小6までふつうの模試では、これで完成形です。

           

           

          ▽中学への算数
          小3から購読、読み物、パズルからスタート、最終盤まで購読。
          全部使わなくても、楽しい算数の読み物があることに意味があり、まさに「積ん読」でもよしとしました。

          以上が、小5までに使用したものです。『〇〇問題集 □年』の類は可能な限り排除しました。(算数のサピックス・基礎トレは除く)。

           

          使用する問題集は、基本的に薄いものに限定しました。小さな子どもは、一冊やり遂げると達成感を感じて、次は何ができるんだろうと、目を輝かせます。
          そういう好循環を目指したのです。

          また、しっかり解くものと、読み物にするのは峻別しました。
          秘伝の算数は、問題を解かせるようなことは全くせず(↑ほかに十分「解く」ことはやってますから!)、読み物としてだけ、使いました。小3・小4時の中学への算数も同様です。なお、秘伝の算数以外にも、算数の読み物はリビングに置いておきましたが(押しつけ厳禁だからです)、中でも、

           

           

          『算数の探検』全10巻、遠山啓ほか、日本図書センター
          『算数おもしろ大事典』秋山久義ほか

           

           

          は、子供たちが喜んで手に取りました。後者は改訂されたことがあったと記憶しています。その際に購入しなおしました。
          前者は日本の算数教育を変えたとされる遠山先生によるもので、3回ほど通読したと思われます。大人が読んでも楽しいです。

           

           

          〇低学年の模試の中には役に立つものもあるので活用する
          〇中学年までに思考力と記述力のベースをつくる

           

          小3までの日能研のオープン模試。活用しない手はありません。読書が当たり前さえなっていれば受験するだけで「賢く」してくれます。普段使っていない部分を刺激してくれるのです。
          国語もとにかく書かないと点になりませんから、普段やっていないような長めの記述にも挑戦する機会がもてます。
          他塾の模試も参考になるのですが、やや、「お勉強」に偏るきらいがあると感じていました。知っているか知らないかを問う問題が目立つのです(たとえば、低学年で漢字の部首を聞いたり、特殊な数列、たとえばフィボナッチが登場したりするなど)。もちろん、オープン模試の役割は塾の勧誘ツールなので、少し脅さないといけないとはわかります。
          そうした中、思考力を大切にしている日能研の低学年模試は、算数は丁寧な数え上げ、調べ上げなども問われ、知識で先んじていることを求めていないのがいいです。
          解答用紙が、広大な白であることも、魅力的です。
          欠かさず受けるとなると、小2・小3の6月、11月、12月、1月で、1年にあわせて4、5回受けられるでしょうか。
          きょうだいが受験した模試も保存し、問題集として使いました。結構な数ですが、教育的効果が極めて高かったです。

          小さな子に休日に模試受けさせるなんて!という抵抗感がある方もいるでしょう。当然の感覚で、そうあるべきだと思います。
          うちの場合は、午前中、模試を受けたら、ランチで外食、午後は必ず楽しいイベントを入れ、模試の受験以外は一切勉強をしない日、にしていました。
          ですので模試の午後受験は常に避けました。
          模試を受ける日は何だかとーっても楽しい日、にしたのです。それは、小5になってもそうしましたけどね。

           

           

          〇パズルなどの遊びは受験の王様

           

           

          クロスワードパズル、アルゴ、なんでもいいです、パズルは毎日解くくらいの勢いで、毎日、毎日、脳を刺激してほしいものです。
          脳を刺激するくせをつけるべきなのは、大人も一緒でしょう。

           

           

          〇音読は確実に武器になる

           

           

          英語のリスニングができないからと言って、英語の音声を聞き続けていればすべて聞き取り理解できるようになるでしょうか、という話です。スピーキングもリーディングも大事で、何より、スピーキングのレベルが上がるとリスニングのレベルは上がります。
          国語でも一緒です。音読の宿題、小学校からの課題は学年が上がるにつれて減っていくと思います。私は逆にしてほしいくらいです。
          福沢諭吉の学問のすすめ、も齋藤孝さん訳を一冊音読してもらいました。
          齋藤孝先生の『声に出して読みたい〜』による音読ブームは影を潜めましたが、国語力を高める基盤の一つは音読です。ごまかしのきかない音読で国語は、前進できます。
          今回の中学受験で『齋藤孝の声に出して楽しく学ぶ漢文』を小4・小5のときに取り入れたのは大いに役立っています。大学受験ではないので、漢文のリズムを理解する必要はないのですが、「これより難しい文章は出ないよね」と感じることができる上に、故事成語にも強くなれます。灘中入試の前日に白眉、を読んだりして。
          加えて評論なども音読することにより、また音読を当然の習慣にしておくことによって、塾の先生の言葉、大人の言葉、テレビのニュースの言葉を聞いて理解する力を高めることができます。

           

           

          〇入試問題には親ができるだけ早く目を通す

           

           

          中学受験は、大学受験とは全く異なり、どうしても親の関与の度合いが高いです。
          問題集の選定に関わってきますが、着地点を知らなければ、誤った方向に進んでしまうことがありえます。
          導きたい方向に向けて入試問題を頻繁に見ておけば、大きく間違えることは避けられます。

           

           

          〇勉強をする意味は何度も話しあう

           

           

          職業観について。
          子どもを〇〇にしたいという場合はあるでしょう。うちはそういう家庭ではないので、子どもはそこにおいては自由です。ただ、自由は苦しい面もあります。
          自由である場合、勉強する意味は、適宜話し合う必要があります。

           

           

          〇読書好きは身を助ける

           

           

          推薦図書の類を子供に押し付けるのは、読書嫌いにする近道ですので、注意です。

           

           

          〇体力づくりは大切で、終盤にものをいう

           

          うちは、体操教室、水泳、サッカーでした。
          今回の受験で失敗したと感じたのは、水泳をあと一年続けておけばよかった、ということです。続けられたのに、4泳法できるようになってタイムも上がった、でやめてしまいました。ここは、本当に後悔ばかりです。

           

           

          〇規則正しい生活にこだわる必要はない

           

           

          小6の話です。
          塾は夜にあります。学校の宿題もあります。
          睡眠時間、8時間確保は原則です。おそくとも午後11時には寝かせたいですが、時にはそうできないこともありました。結果として、夜更かしになることは多々ありました。
          ただ一つ、午後4時までの間の10分睡眠。これは本当に効果的だった、と感じています。

           

           

          窮屈だけは、避けましょうと感じていました。

           

           

          〇本物が見られる実験と体験を親子で楽しむ

           

           

          ホームページはもちろんですが、自治体の広報は、常にチェックするといいことがあります。〇〇教室の類は、親子で楽しめるものが多数あります。科学教室、バードウォッチング、農業体験、などなど、どんどん行きました。募集があったら直ちにはがきを出し、バッティングすれば直ちにお断りのご連絡をします。いい思い出になります。
          体感としては、長男の時からいろいろみんな連れて行ったつもりだったのですが、末っ子は「最も」いろいろ連れて行ってもらったようで、そう指摘を受けました。
          博物館、美術館なども何度も行きました。キッザニアは小さいころから朝早く行き、たくさんの体験を何度もしました。
          昆虫採集、植物採集、標本づくりは、夏休みの自由研究に位置付け、どこで何を採集するか、1学期、子どもたちと話し合いリサーチました。
          また夏休みに限らず、トンボ、チョウなどの捕獲、水鳥の撮影には何度もでかけました。川や沼、湖のある場所です。水があるところには、生物が最も豊かです。
          ただし、知らぬ間に天然記念物を捕獲していたり、採集禁止の場所に入り込んでいたりすることがありますので、注意は必要です。
          山梨県まで出向いて、アサギマダラが天使のようにひらひらと美しく舞う壮大な光景は、家族共有の財産です。今でも、家族で話題に出ますよ。

           

           

          〇ゲーム、テレビ、スマホは活用することを考える しかないでよねー 今も困っています

           

           

          ゲームをめぐるバトルは何度もありました。そもそもゲームは排除したかったのですが、白馬にスキーに行ったときに、近畿日本ツーリストの懸賞に当たって任天堂DSが当選して我が家にゲーム機が登場。誕生日、クリスマスなどのたびに、ゲームソフトをねだられる家になりました。
          いろいろ考えましたが、完全排除は、無理でした。ゲーム機を隠すこともしましたが、逆にゲームを渇望するようになってしまい、逆効果でした。永遠の課題でした。
          時間とルールを決めるしかないですね。
          そしてスマホ。
          勉強で役立つアプリがいろいろあります。小6の秋にゲームに狂って、スマホを取り上げたことがありましたが、一方で、スマホを取り上げると連絡をとりあう上で大変不便で、取り上げ期間は1週間ほどにとどまりました。悩ましいものです。

           

           

          〇マンスリー、週テスト、カリテに目がくらむと悲劇が起きる
          〇科目・単元は選択と集中を続ける

           

           

          選択と集中をするには、多少の親の知識と覚悟・構えが必要です。選択と集中、科目バランスを壊す可能性があるのは、塾のテストに対する親の向き合い方です。
          α1にいなくちゃ、などクラスの昇降だけに小4で親がこだわると(小5の夏以降は多少、こだわっていいくらいです!)、科目間のバランスが壊れます。
          直前期をのぞけば、小6秋ごろまでは
          算数:国語:理科:社会 = 2:2:1:1
          の力の入れ具合を崩してはいけないと考えていました。(1月からの直前期はめちゃくちゃでしたが)なにより、算数と国語は配点は高いし、大事なのです。
          東進が、中1スーパーエリートクラスというのを設け、開成や筑駒でチラシを配っていました。あれは、けっこう無茶な取り組みだとは思いますが、ホームページの情報は確かなのでしょう。理系なのに数学が一番差がつく、頑張ろう、と書いてあります(英語は放っておいてもみんな頑張るし、という前提です)。
          中学受験においては、またその先を展望してもまず、国語と算数ができなければいけません。国語ができないと、理科社会が自分でできなくなるし、麻布の問題に象徴されるように、問題文の長さはすさまじいものがあります。算数も。
          小4や小5の模試で、理科や社会「だけ」ができるから上位にいる子は危険だとわかっていないと、悲劇を生みます。小4のときにはトップクラスだったのに、次第に落ちていくケースがあるのを、大人は当事者的に、傍観者的に、経験しています。
          理科と社会を得意にして4科の総合成績を上げさせることは簡単なのです。ただし、理科や社会は追い込みがききます。算数・国語は難しいはずです。
          マンスリー、週テスト、カリテでは、範囲が決まっているので算数で成績を上げることも簡単です。習った問題の数値替えのようなものもあるはずです。
          もちろん、範囲の決まったテストで手を抜いては、基本が出来上がりませんが、見た目の成績、範囲の決まったテストの成績だけに、こだわらないことは大切かもしれません。

           

           

          〇計算の工夫にこだわらない

           

           

          計算の工夫に特化した本は、高学年になってからたまーに、ちらちら見るくらいでいいです。あとであーそうだったんだ、とあとで気づくのが効果的です。
          『中学入試 計算名人免許皆伝』東京出版
          『暗算力を身につける』栗田哲也、PHPサイエンスワールド新書
          逆に、こうした本を序盤に使ってもあまりいいことはありません。ありがたみが薄れてしまいます。

           

           

          〇出来るだけ自分で走るが、知識の定着は助ける

           

           

          親は教えません、と誓うと、得ること大です。
          質問されたら、自分で考えてわからないなら、1年後にもう一度解こうよ、と働きかけました。
          親は、塾の先生や家庭教師ではありません。

           

           

          〇小6の間は、漢字、計算、一行題、朝学習にこだわらない

           

           

          中学年は大事です。小5でも模試の大問4までに×が出るならしっかりやるべきでしょう。

          ただ、これらは、すべてやろうとすると意外と時間がかかります。
          小6になって、漢検〇級、数検〇級、までとっていても朝学習で漢字が必要なのかということです。朝学習至上主義はしんどいです。というわけで、やっていません。
          原則として、自ら起きるまで寝せました。
          また、その時間を中数・日々の演習に振り向けている、そういう位置づけでした。

           

           

          〇学校が基本、宿題に文句は言わない
          〇塾・学校の先生への注文・悪口を言わない≒親が塾や参考書の評論家にならない
          〇塾の宿題があるから学校の宿題できない?

           

           

          学校の宿題が邪魔だとかいいだした瞬間、いろいろな弊害が生まれます。
          塾や学校への注文・悪口を親が言い出すと、子どもがまねをします。それを真似していると塾や参考書、テキストなどの評論家になっているケースがあります。
          せっかく希望の中高一貫校に進んだのに、予備校や塾の講義を渡り歩くのが趣味のような生徒がいるはずです。その中に優秀なお子さんは、まれです。
          落ち着いて学校の勉強をするか、落ち着いて一つの塾・予備校の勉強をするかで十分ですのにね。

          なお小学生のときに、塾の宿題があるから、学校の宿題ができないというのでは本末転倒です。一定水準以上の学力のあるお子さんなら、学校の宿題は、学校で終わらせてくる、寝るのが遅くならないよう、塾に出かける前に学校の宿題を終わらせる、といったことはできます。
          そんなのは、楽勝でしょう。

           

           

          〇副教科という位置づけは害悪

           

           

          それと通じる部分がありますが、算数・国語・理科・社会以外の副教科をどうでもいいと位置付ける子がいますが、「調査書」のある筑駒が受験校でなくても、いいことないでしょう。
          音楽、体育、家庭科、図工それぞれに必要とされる役割があります。
          開成中では、学校説明会でも、副教科という位置づけをしていない、むしろ時間を多くとっているという点を強調されています。
          とてもバランスの取れた考え方だと共感します。

           

           

          〇どこに通塾しても一緒、塾は信頼して活用する

           

           

          通塾先は、どこでもいいと思います。
          ただし、違いは知っていていいのではないでしょうか。例えば、おおたとしまささんの『ルポ 塾歴社会』(幻冬舎新書)では、偏差値65以上の最難関校のボリュームゾーンについて、首都圏大手中学受験塾の違いに触れています(同書、p18)。

           

           

           日能研 7%
           四谷大塚 9%
           サピックス 26%
           早稲田アカデミー 13%
           栄光ゼミナール  3%
           市進学院 4%

           

           

          違いを知った上で、あとは塾のシステムに親と子が馴染んで、うまく使いこなすことだけを考えていれば、特にストレスを感じることなく、楽しく活用できるはずです。
          どんどん教室を展開している塾の中には、学生のアルバイトに支えられているところもありますが、素人の学生の指導が嫌だという方は、塾講師JAPANなどのサイトで確認ができます。
          うちの場合は、そこにはこだわりませんでしたが、結果として、学生バイトに教わる機会は、きわめて少なかったです。

          ともかく、塾の評論家になる暇があったら、親子で一生懸命に成績を上げることを考えることを考えたほうが生産的・・・ですよね?

          □□中にいくなら塾は( )でなければならないなんて、本質的ではないことをまさか大人は子どもたちと話さないはずですし。

           

           

          〇備えているなら早くても5年生からで塾は十分

           

           

          小4(小3の三学期・2月)からの通塾開始が一般的とされていますが、十分備えているという場合は、通塾は「早くても」小5からで十分のはずです。小6からだけでも対応できます。
          逆に、ご自宅で「しっかりと準備をしてきたと思っていた」のに、小4から通塾を始めた結果、どうしても毎週の確認テスト的なものに振り回されてしまい、つまり理社の暗記や算数の解法の暗記ばかりに偏ってしまい。ペースを乱して算数と国語が低下していって、個別指導や家庭教師に頼るなど、慌ててしまうケースがあります。
          理科や社会は初見の内容が多く見えます。
          それだけに、また点数をすぐにあげられるだけに、どうしても時間を割いてしまいがちですが、4年生の範囲は同じ内容が5年生・6年生で繰り返し取り上げられるカリキュラムの塾が圧倒的に多いですから、小4では何より算数・国語の力をつけていくことに注力したいと考えていました。

           

           

          〇新聞はマストではないが時事の積み重ねは終盤優位。ほかに時間が使える

           

           

          小6の秋になると、模擬試験の中に理科や社会で時事問題が数多く登場していきます。新聞を読まないと失敗するとまでは思いませんが、読んでいると、最終盤が楽です。
          ふだん新聞を読んでいれば、どこの塾の時事問題集でも、大体知っていることしか収録されていないので、確認、暗記に時間をあまり割かなくて済みます。その分の時間を、ほかの科目に振り向けられる点において、有利になるのだと思います。

           

           

          〇浜学園の灘中ミラクルWeb講座は間違いなく役に立つ 一方で・・・

           

           

          灘中受験を考える場合は、合否を見極めるデータも得られる「浜学園の灘中ミラクルWeb」はペースメーカーとして申し込んでおくと、最終盤で大変心強く、役に立つでしょう。
          何といっても他塾の生徒をかき集めることに熱心な早稲田アカデミーでは不可能な、質の高い灘中対策の8回の模試で演習できることは貴重です。(もともと優秀なお子さんが集まっているから、先生方が相応の問題で応える循環がシステムとして出来上がっています)
          筑駒・開成との併願でしたら、8回の演習で十分すぎるくらいです。また浜学園は、極端に難易度を高くして、受験生を脅し、混乱させることもないです。
          直前の12月には、算数1日目対策の演習問題集16日分の他、毎日1、2問解けば完成できる灘中対策の詩の問題集もサービスで送ってくれました。詩については、灘だけでなく筑駒の対策にもなります。毎日、時間を計って詩の問題を解いたことは、詩に自信をつける上で効果的だったと思います。
          小6の夏くらいにはこなせず、苦しくなると思います。またふだんの過去問演習のほかに、8回(16日分)も灘中対策の演習をこなせるのか、と思われるかも知れません。また動画の授業まで手が回らないと感じるかもしれません。ただし、しっかりした解説が紙ベースでついています。できない問題はできるタイミングまで、大切に熟成させておけばいいのです。
          直前期は、こういう演習用の素材をストックしていたことで、演習量を維持するのに大変助けられ、自信も深まりました。
          灘中対策には定評と歴史がある浜学園の講座だけはとっておくことをお勧めします。サービスの量と質にしては格安に過ぎて申し訳ないくらいですし、得はしますが損はしません。

          一方、Z会は長らくお世話になりましたが、中学校別対策問題は、東大入試対策での練度には遠く及ばず、筑駒・開成・灘でいえば、開発途上です(受講生が少ないので仕方がないと言えば仕方ないですが・・・)

          なお、言うまでもないことですが、同種の講座を標榜しているであろう馬渕教室の「灘対策web講座」は、かなりの無駄があり、間違いなく損しました。ゴミだ、とまでは言いませんが、筑駒・開成を目指すためにきちんと準備しているお子さんのご家庭なら、わざわざ使わなくていいレベルの「おもちゃ」的な教材です。
          形式だけはしっかりと灘風ですが、洗練度合いを比べてしまっては浜学園には失礼が過ぎる、低品質な素材です。宣伝は早稲田アカデミー同様ご立派ですが、間違ってうちのように手を出してはいけないです。

           

           

          〇携帯端末学習は能力減衰を招く

           

           

          動画や携帯端末で学習させるサービスの導入が広がっています。
          Z会や宮本算数教室も、そうしたサービスを取り入れています。
          うちではこうしたものをほとんど活用しませんでした。動画解説についても、ほとんど利用しませんでした。
          視力低下のおそれがあるほか、小学生に一方向の動画授業が効果的なのか、私はいまだにやや疑問を感じています。

           

           

          〇最も無駄だった理社の先取りは親の強欲でした

           

           

          さて、幼稚園年中の時に公文式をスタートし、年長から1年先取りでサピックスの『ピグマキッズ』の小4までを受講、小3・2月から小4のZ会に入って1年先取り、で進めました。
          先に記した問題集は、日々の公文、通信添削の課題と並行して進めたわけですから、結構な演習を重ねたことは確かです。
          ある程度順調に推移したと思いますが、最大の失敗は、小3からZ会に移行した時に、算数・国語に加えて、理社も入れてしまったことです。
          中学受験の理社を1年先取りする必要があったかと言われれば、否、全く必要ありません。ただ余裕があったからという理由で理社も始めてしまったせいで、壮大な無駄を生んでしまったと後悔しています。申し訳なく思っています。
          余裕があったなら、その分の余裕はそのまま持っておくか、せいぜい算数に振り向けていればよかったはずです。

          結局、何度経験しても学ばなかった点もあり、わかっていたはずなのに欲張ってしまった失敗もあった・・・そんな受験となりました。

           

           

          うちの子はたいして勉強していないんですー

           

           

          と、空虚な謙虚を装うことはしません。

           

          最難関中学を目指す上で、「たいして勉強をしていない」では乗り切れないと、最終盤の各塾の指導や、子どもたちの頑張りを見ていて、誰しもきっと感じると思います。

           

          もしそんな「謙虚」なことをおっしゃる方がいるとすれば、入試問題を知らないか、見ていないか、レベルの高さが理解できていないか、お子さんの努力のレベルの高さが理解できないか、そして、お子さんがトップオブトップか、そのいずれかだと思います。

           

           

          いろいろなツールが登場していますが、それだけは、変わらない感覚です。

           

           

           

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          モノローグ
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            拓巳は、勉強を再開しました。


            ゲームだけに狂っていると思われたくないし、注意されたくないのでしょう?きっと。

             

            代数は中学範囲を終えていましたから、公文でやっていなかった幾何を始めました。

             

            1週間で公立高校入試レベルは終えると言い、図形の証明問題は、解けるようにしています。


            さらにお友達と(!本当にいいお友達と出会ったのに違いありません)通塾先を決めてきました。振込用紙を持って帰ってきて、

             

              入会金の振り込みなどおねがい


            と言ってきました。


             学校は違えども、俺たちはちゃんと勉強はやって、たまに会おう、文化祭はたがいに行こう


            と約束したそうです。


             これらの前に、自ら習い事の教室を決めてきました!・・・これが実は最もうれしかった。  


             小5の秋からずっとやりたいことがあったんだよ。


             素敵な展望が描けそうです。ずっと付き合いたいと思える趣味、勉強以外の何かを、見つけられるといいね、と話してはいました

            今週末、それにあわせて合格祝いを買いに行くことにしました。

             

             

            ☆単調なモノローグ

             


            中学受験のことを考えていた10数年の間、文字が伝えられるポケットベルが普及し、携帯電話が普及し、PHSが姿を消し、スマートフォンが普及し、学習に役立つアプリなども登場し、受験をめぐる環境もどんどん変わっていきました。
            それぞれの学校の位置づけも大きく変わっていますから、過去の経験をそのまま活かすことは難しい面もあると実感しました。
            手元に書き留めてきた、ことし追記したこととあわせて列挙します。


            古臭いことがあるのはわかっています。
            だって、どんどん素晴らしい機器がでいますからね。


            そして、継続して、大手の進学塾を活用しなくてはいけないのは、情報量が素晴らしいからです。


            なお、大前提として、年中から公文をやること。Z会を活用すること。パズルをふんだんに活用したことは、子どもたちいずれのケースでも共通していたことです。


            このエントリーは、小学校高学年、ないしその関係者が見ないことを想定しています。
            受験が終わった家庭のたわごとは役に立たないし、教育というのは、特に親の価値観そのものが凝縮するエリアですから自由にやればいいだけです。みな意見があってしかるべきです。


            以下はですから、独り言です。
            中にはたわごとも多数含まれているでしょう。


            受験を終えた人のワードは、たまたまうまくいったんでしょ、という気持ちを持ちながら見るべきなのは、当然です。

             

            〇公文は習い事と位置付ける
            〇通塾までに公文は少なくとも中学範囲まで終える
            〇勉強、夕食のスタート時間を決める
            〇勉強は必ずリビングで、を貫く
            〇学年の書いてある問題集を避けると無駄が省ける
            〇低学年の模試の中には役に立つものもあるので活用する
            〇パズルなどの遊びは受験の王様
            〇算数の得意分野はつくりにいく
            〇音読は確実に武器になる
            〇中学年までに思考力と記述力のベースをつくる
            〇入試問題には親ができるだけ早く目を通す
            〇会話は大切だが教えられても親は教えない
            〇教えない効能を知り、算数は親に待つ力が問われることを忘れない
            〇喫茶店をリビングにしない
            〇勉強をする意味は何度も話しあう
            〇勉強嫌いには絶対にしない
            〇読書好きは身を助ける
            〇体力づくりは大切で、終盤にものをいうことを意識する
            〇規則正しい生活にこだわる必要はない
            〇本物が見られる実験と体験を親子で楽しむ
            〇ゲーム、テレビ、スマホは活用することを考える
            〇科目・単元は選択と集中を続ける
            〇計算の工夫にこだわらない
            〇6年生に入るまでに算国の見通しをつける
            〇秘伝の算数はステキなスパイス
            〇中数は最大の知的な遊びの素材
            〇出来るだけ自分で走るが知識の定着は助ける
            〇漢字、計算、一行題、朝学習にこだわらない
            〇学校が基本、宿題に文句は言わない
            〇塾・学校の先生への注文・悪口を言わない≒親が塾や参考書の評論家にならない
            〇塾の宿題があるから学校の宿題できない?
            〇副教科という言葉は害悪だと開成も筑駒も考えているに違いない
            〇どこに通塾しても一緒、塾は信頼して活用する
            〇備えているなら早くても5年生からで塾は十分
            〇マンスリー、週テスト、カリテに目がくらむと悲劇が起きる 科目バランス。
            〇新聞はマストではないが時事の積み重ねは終盤優位。ほかに時間が使える
            〇社会は追い込みが効くことを忘れずに
            〇浜学園の灘中ミラクルWeb講座は役に立つ
            〇携帯端末学習は能力減衰を招く
            〇最も無駄だった理社の先取りは親の強欲でした

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